こんにちは。Webマーケターのサスケ(@KousukeSano)です。今回はグローバルナビゲーションについてお伝えいたします。
グローバルナビゲーション、略してグロナビとも呼びますが、どんなものかご存じでしょうか?グローバルナビゲーションは、サイト運営者であれば、必ず知っておくべきかつ使うべき機能です。
グローバルナビゲーションがあることで、サイトに訪れたユーザーが迷子にならずに目的のページに移動できることができるようになります。
グローバルナビゲーションについて理解を深め、サイトのユーザービリティを高めていきましょう。
今回の記事で得られること
・グローバルナビゲーションについての理解が深まる
・グローバルナビゲーションの使い方がわかる
目次
グローバルナビゲーションとは
グローバルナビゲーションとは、Webサイトの全ページ共通に設置されている案内項目のことを言います。例えば、「サービス」「会社概要」「アクセス」「お問合せ」などが設置されている場合が多いです。グローバルナビゲーションが常にあることで、現在見ているページから主要なページにすぐに移動することができます。
例えば、ソニー株式会社の場合のホームページだと、上の赤枠に囲んでいる所がグローバルナビゲーションになります。
グローバルナビゲーションは、基本ホームページの一番上に設置されております。
フッターとの違い
グローバルナビゲーションとは他に、Webサイト全ページに共通して表示するメニューとして「フッター」があります。フッターはサイトの一番下に表示するメニューとして使われることが多いです。フッターは、グローバルナビゲーションとどう違うのでしょうか?
サイトによっては、グローバルナビゲーションとフッターで表示している内容が同じである場合もあります。ただフッターまでたどり着いているユーザーは、上から下までスクロールしているので、サイトの商品・サービスに興味を持っている可能性があります。興味を持っているユーザーに対して、さらに細かい内容を表示することは効果的です。
グローバルナビゲーションは、最初に目にしてサイトの内容を把握する、いわば「目次」のような存在。一方フッターは、さらにサイトの中身を詳しく知るために、目的のページに行けるようにした「地図」のような役割を果たしております。そのためフッターの場合は、第二階層のページまで記載している場合も多いです。
グローバルナビゲーションの役割
グローバルナビゲーションはどんな役割があるのか、「ユーザー」「検索エンジン」それぞれに果たす役割をお伝えいたします。
ユーザーへの役割
グローバルナビゲーションがあることで、ユーザーは見たいページにストレスなく移動することができます。ユーザーは色んな経路でサイトに訪れてくるので、最初に訪れるのがトップページとは限りません。どんなページにたどり着こうと、グローバルナビゲーションがあると、サイトの構造が一目で理解できます。
特に最近は、ユーザビリティなどのユーザーの使いやすさはGoogleも評価しているところですので、グローバルナビゲーションによって、サイト構造を分かりやすくユーザーに伝えることは、ユーザーのストレスを減らし、ユーザーの回遊率を高める上でも重要です。
検索エンジンへの役割
グローバルナビゲーションに記載されているページは、サイトの中でも重要なページになります。検索エンジンは、内部リンクが多く集まられたページは重要なページと認識するので、グローバルナビゲーションで重要なページを設置することで、内部リンクを集められ、評価を高めることができます。
重要なページで評価を高め、上位表示を狙いたいのであれば、グローバルナビゲーションの設置を進めましょう。
グローバルナビゲーションを設置するメリット
グローバルナビゲーションを設置するメリットを改めて整理しておきましょう。
グローバルナビゲーションを設置するメリットは、主に2つです。
1:すぐに情報を見つけられる
2:ページ移動がスムーズになる
すぐに情報を見つけられる
グローバルナビゲーションは、サイトのページ内容が記載されているので、自分が見たいと思っているページをすぐに情報を見つけることができます。もしグローバルナビゲーションに見たいページがなければ、サイトから離脱されるでしょう。
グローバルナビゲーションには、ユーザーがすぐに見つけられるように、サイトの中身のページ構造を分かりやすく記載しておくようにしましょう。
ページ移動がスムーズになる
グローバルナビゲーションは、常にサイトの上部に表示されているので、今見ているページから次に見たいページへの移動がスムーズです。
ユーザーは見たいページがないと思ったり、すぐに移動できなかったりしたら、すぐに離脱してしまいます。グローバルナビゲーションがあることで、他の見たいページに移動することができ、回遊率を高めることができます。
グローバルナビゲーションの作り方
ここでは、グローバルナビゲーションの作り方についてお伝えいたします。まだサイトの中にグローバルナビゲーションがない方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
サイト全体のページを把握する
まずはサイト全体のページの内容を把握してください。スプレッドシートなどでカテゴリー別に整理したほうがよいでしょう。
ユーザー導線を作成する
ユーザー視点で、ユーザーがどのようにページを移動し、重要なコンテンツにたどり着けるよう、ユーザー導線を考えます。すでにLTVが高いお客様がいるのであれば、どのようにサービスページにたどり着いたのか直接聞くのもよいでしょう。ヒアリングやデータなどをもとに、最短距離でサービスページなどの重要コンテンツにたどり着くメインの導線を作ってみて下さい。
ページの階層を作成する
ページをどの階層にするのかを決めて、作成します。できるだけシンプルな階層にしたほうがユーザーからしても分かりやすいです。
例えば、下記のような階層です。
【TOPページ】
┗「サービスページ」
┗A商品
┗B商品
┗「会社の強み」
┗「お客様の声」
┗「ブログ」
┗「お役立ち資料」
┗「お問合せ」
┗「会社概要」
┗「よくある質問」
┗「ポリシー」
・・・・・
グローバルナビゲーションを作成する
最後にグローバルナビゲーションを作成してください。
サイト構造のトップページの次の階層にあたる部分で、特にユーザーに見てもらいたいページを決めて、グローバルナビゲーションに設置しましょう。
【TOPページ】
┗「サービスページ」
┗A商品
┗B商品
┗「会社の強み」
┗「お客様の声」
┗「ブログ」
┗「お役立ち資料」
┗「お問合せ」
┗「会社概要」
┗「よくある質問」
┗「ポリシー」
グローバルナビゲーションを改善する4つのポイント
グローバルナビゲーションを設置したら、定期的に見直しをしていきましょう。ここではグローバルナビゲーションを改善するための4つのポイントをお伝えいたします。
重要なコンテンツを配置しているか
まず「重要なコンテンツを配置しているか」どうかです。
グローバルナビゲーションは基本サイトの中でも特に重要なページを配置しましょう。グローバルナビゲーションは、全てのページに表示されるので、ユーザーの目に触れやすい所です。少しでも重要ページへユーザーを案内するためにも、グローバルナビゲーションを活用しましょう。
分かりやすいワードになっているか
ユーザーがグローバルナビゲーションを見た瞬間、メニューの内容が理解できる内容になっているか確認しましょう。もし専門用語になっていたりすると、本来ユーザーは見たいと思っているページだったとしても、どんなコンテンツなのか分からないので、訪問せず離脱されてしまいます。
グローバルナビゲーションに設置するメニューは、専門用語を使用せず、分かりやすい内容にしましょう。
クリックしやすい面積になっているか
クリックしやすい面積になっているかどうかも確認しましょう。たまに小さすぎて、クリックしづらいグローバルナビゲーションを見かけます。
ユーザーはグローバルナビゲーションで目的のページが見つかったら、すぐに移動したいと思っております。ただクリックする箇所が小さすぎると、単純にクリックしづらいということと、間違えて近くのメニューをクリックしてしまい、目的のページとは別のページに移動してしまう可能性があります。ユーザーのストレスを少なくするためにも、グローバルナビゲーションのメニュー項目はクリックしやすい面積にしましょう。
「マジックナンバー7プラスマイナス2」の法則
グローバルナビゲーションには重要なコンテンツを設置したほうがよいのですが、そのコンテンツがあまりに多すぎてしまうと、一つ一つが小さくなってしまい、わかりづらくなってしまいます。
グローバルナビゲーションに載せる項目数の基準として、「マジックナンバー7プラスマイナス2」というものがあります。心理学者のジョージ・A・ミラー氏が提唱する、人間が一度に記憶できる要素数についての概念です。基本7つ前後ぐらいに抑えたほうが、人は数として把握しやすくなります。
グローバルナビゲーションを作成する時は、できる限り7つ前後に項目を抑えるようにしましょう。
グローバルナビゲーションについてのまとめ
以上、グローバルナビゲーションについての内容でした。
グローバルナビゲーションは、サイト構造を分かりやすく伝え、ユーザーに重要なコンテンツをたどり着けるようにするために必要不可欠な機能です。
少しでもユーザーのストレスをなくし、回遊率を高めるためにも、グローバルナビゲーションの設置・改善をしていきましょう。