ステップメールとメルマガの違いを説明してください。
と言われたら、上手く説明できますか?
曖昧だったり、どう使い分ければよいのかわからなかったりしませんか?
オンラインで商品を販売するために、ステップメールとメルマガは重要な役割を担っています。僕の友人には、ステップメールとメルマガだけで、月数百万稼いでしまっている人もいます。
ステップメールとメルマガについて理解し、上手く使い分けることで、オンラインでの商売の売上upにも繋がっていきます。
そこで今回は、大切な役割を担っているステップメールとメルマガについて、
・どう違うのか?
・どう使い分けていけばよいのか?
について一緒に理解していきましょう。
目次
ステップメールとメルマガについて
まず、そもそもステップメールとメルマガについて簡単に説明したいと思います。
ステップメールとは
ステップメールとは、ユーザーが何か資料請求やメールマガジン登録などの行動を起点として、あらかじめ用意されていた複数のメールを順番に配信する仕組みです。
誰かのLINEに登録したあと、自動的にあいさつメッセージが配信されてきたり、何か商品を購入したときに、感謝のメッセージの配信や「使い心地はどうでしょうか?」などのフォローメッセージが配信されてくるなどのメールは全てステップメールです。
メルマガとは
メルマガとは、メルマガを運営している側(企業や個人)がメルマガ登録者に対して、自社商品について有益な情報や最新の情報を一括で配信するメールのことです。
自社で販売している商品についての詳細をお送りしたり、セミナーを開催する場合の告知や新商品販売の告知などのリアルタイムの情報発信にもよく使われます。
ステップメールとメルマガの違い
ステップメールとメルマガにどんな違いがあるのかといいますと、主に「配信タイミング」と「配信頻度」に違いがあります。
ステップメールの配信のタイミング
ステップメールの配信タイミングは、基本的にはユーザーの行動が起点となります。ユーザーが資料請求、メルマガ、商品購入などの行動をすることによって配信がスタートします。
企業や個人側ではなく、ユーザー側の行動が配信スタートのタイミングとなります。
メルマガの配信タイミング
メルマガの配信タイミングは、企業や個人側が配信したい時になります。朝の起きる時間帯、昼間の時間帯、仕事終わりの時間帯など好きなタイミングでメルマガ登録者に対して配信ができます。
ステップメールの配信頻度
ステップメールは作成する企業・個人によってどれくらい配信するかまちまちです。
平均的には7日間が多いですが、5日間の場合もありますし、10日間以上の場合もあります。
またステップメールの場合は、基本配信日から日にちをあけずに連日配信する場合がほとんどです。登録した時が一番ユーザーの熱が高いときですので、熱が高いうちに早めに情報を届けるのが大切です。
メルマガの配信頻度
メルマガの場合は、ステップメールと違い、週1や週2で配信することが多いです。
ニュースメディアなどの場合、ユーザーが求めているのが毎日の最新の情報なので、毎日送るほうが有効かもしれませんが、それ以外の場合は、毎日メルマガが届くと、うざがられてしまうので、週1または週2で配信している所が多いです。
毎日メルマガ作成するのも苦痛だと思いますので、配信側からしても週1程度の配信が好ましいかと思います笑
ステップメールとメルマガのメリット・デメリット
ステップメールとメルマガの違いはなんとなく分かったでしょうか?ステップメールとメルマガのそれぞれのメリット・デメリットも理解しておき、上手く使い分けられるようにしておきましょう。
ステップメールのメリット
①見込み客からお客様に引き上げしやすい
ステップメールの醍醐味は、なんといっても、興味本位の見込み客を購入意欲が高い状態に持って行くことができるところです。気づいていなかった問題が認識され、問題を解決したいという状態にステップごとに移行させることが可能です。
そのためには、ユーザーが何に悩んで、何に興味を持っているかなどをリサーチして、ユーザーごとにステップメールのシナリオを作成する必要があります。
②自動化・仕組化ができる
一度作成したステップメールは何度も使いまわすことができます。つまり、自動化・仕組化ができるということです。メルマガと違い、何もしなくても、ユーザーが何かしらの資料請求やメルマガ登録などの行動をすることで、勝手に配信されます。
個人・企業側がユーザーに対して何かしらの営業をかけなくても、ユーザーが行動してくれる度にステップメールが勝手に24時間いつでも営業活動をしてくれます。
中身は定期的に修正をしたほうがよいと思いますので、時々見直しましょう。
ステップメールのデメリット
①作成に時間がかかる
ステップメールは一度作成してしまえば、売上を作ってくれる資産となりますが、作成するのには労力と時間がかかります。ステップメールを作成するためには、ユーザー理解、商品理解、競合理解などが必要となってきます。ユーザーがどんなことに興味を持って、どんなことに悩んでいるのか。届けたい商品はどんな特徴でどんな利益をもたらしてくれるのか。
同じような商品との違いは何なのか。など様々な方向でリサーチした上で作成ができます。
質の高いステップメールを作成するためには、それなりのリサーチが土台となっていることを覚えておきましょう。
②トレンドの配信は難しい
ステップメールはユーザーの行動が起点となって配信されるので、トレンドの配信は基本的には難しいです。もしトレンドの情報も入れたいとなった場合は、時期ごとのステップメールを作成する必要があります。
ただトレンドの情報はメルマガでカバーすれば大丈夫ですので、わざわざステップメールに入れる必要はないかと思います。
メルマガのメリット
①旬な情報を配信できる
メルマガは、最新の情報・今流行りの旬な情報を仕入れて、ユーザーに有益な形で配信できます。今流行りの内容をタイトルや内容に入れると、ユーザーも反応しやすいので、開封率、クリック率が高くなる傾向があります。
メルマガの内容を考える時は、今世の中で話題になっている内容は何か?と考え、その話題を上手くユーザーにとって有益になる内容にして配信してみてください。
②お客様とコンタクトをとり続けられる
定期的なコミュニケーションツールとしてメルマガは有効です。ユーザーが企業から離れる理由の1つにコミュニケーションの欠如があるみたいです。
データ
メルマガのデメリット
①配信する度に作成しなければならない
メルマガは基本配信するたびに作成する必要があります。あらかじめ作成しておいてストックしておくこともできますが、最新の情報などを入れる場合は配信するときに作成しなければなりません。
ただ、お客様も最新で有益な情報を求めているので、週1でもメルマガは配信していきましょう。
②昔配信された内容は見られないことが多い
過去のメルマガ履歴として、メルマガを振り返ることはできると思いますが、基本的には最新のメルマガしか読まれません。「せっかく作成したのに」と思うかもしれませんが、そこは考えずに、今ユーザーにとって必要な情報を届けることに目を向けましょう。
今まで作成したメルマガは、もしかしたら今後どこかで新しいステップメールの作成時に使えたりするかもしれませんので、ストックしておきましょう。
ステップメールとメルマガの活用事例
ステップメールとメルマガのそれぞれの活用の仕方はまちまちです。これが正解といったものはありません。ただ一般的によく使われているパターンというものはあります。デジタルマーケティング会社で働いている中でよく使われる活用事例を3つほどお伝えします。
①ステップメール→メルマガ→ステップメール
オプトインページやホームページなどで、メールアドレスを登録したあとにステップメールを配信し、商品を販売します。
その後、商品を購入した人にはフォローメールやアップセル商品の案内などをし、商品を購入しなかった人には、別の商品の案内などをします。
何も商品を購入しない人には、定期的に配信するメルマガリストに入れ、メルマガで関係を維持します。
どこかのタイミングで、ステップメールを配信し、また別の商品の案内をする。
というパターンです。
よく使われる手法であり、一度購入しなかったとしても、別の商品で購入する場合も多々あります。
②メルマガ→ステップメール
定期的に配信されるメルマガに登録していただく。
プロモーションを行うタイミングで、ステップメールを配信し、商品販売を行っていく。
この場合は、メルマガの中で、別のページに案内し、別のページで無料講座などに登録していただいてから、ステップメールを配信する場合もあります。
③メルマガのみ
特にステップメールを組まず、定期的に配信するメルマガの中で「教育」「情緒」「販売」という種類に分けて、配信している人もおります。
「教育」では、商品についての詳しい特徴、メリットなどについて分かりやすく伝え、ユーザーに商品・サービスについて理解していただきます。
「情緒」では、販売者の想いなどを語り、販売者がなぜ、この商品を販売したいのかについて理解していただき、ユーザーに、なぜこの人から購入する必要があるのかというところを納得していただきます。
「販売」では、商品について案内します。
上記の内容を定期的に配信していくスタイルです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ステップメールとメルマガの違い、活用方法は理解できましたでしょうか?
ステップメールとメルマガは上手く組み合わせて活用していくことで、
顧客と良好な関係を築きながら、商品を年中販売していくことが可能です。
ぜひ、上手く使い分けてくださいね!